素人の僕が古いカブを再生する

中古バイクいじりの楽しさに目覚める。 ホンダ・スズキ・カワサキ・ヤマハ・ハーレー等、国内外のマシンも多数登場!!

変わる雲行き|【単車男編 その11】タコ師匠のバイク史

      2018/04/17

余命宣告

梨子さんがまた家に遊びに来ますよ。

グヘヘヘー!

わたしの部屋であの日起こった事ですか?

グヘヘヘー!

思い出しただけで、、、

グヘヘヘー!

グヘヘヘー!グヘヘヘー!グヘヘヘー!

小田:こら!チンチクリン!いつまで休憩しとんねん!?

単車男:すいません。すぐに行きます。

小田:あれからずっとあんな調子で、お客さんに怒られたり国道に渋滞こしらえよる。会社にも店にも苦情来てるねん。

植田:よほど嬉しいんでしょう。普通に考えたら、上の下の梨子が下の下の下の山中くんに近寄る訳ないですからね。

小田:やっぱり財産かな? あんな霜降りの腹痛なるような肉出しよるねんからな。

植田:あの家の価値はほとんどありません。 土地も間口狭いのでちょっと低い。 ポイントは中古車屋に貸してる国道沿いの土地です。 貸したら坪五千円ぐらいですが、立ち退きなると、坪30~40万で買いに来ます。

小田:ごっつい金やのう!

植田:これを今のうちに僕が買い取ります。 こないだあそこの両親から打診されたんです。 車屋の家賃が安いからそんなにええ暮らしでけへん。 あなたの所は、現金で土地も家も買うでしょう?うちの跡取りはあんなんやから心配で心配で。 せめて現金でいくらか残してやりたいので、うちの車屋の土地も買いとって欲しいと。

小田:ガハハハハ、そら、あんな跡取り心配なるわ。 車屋は素直に出て行くの?

植田:車屋素直に出て行くなら少し現金あげます。 ま、素直な人やったらね。

小田:素直やなかったら?

植田:多分、素直な人ですよ。 ふふっ

小田:今、サブイボ出たわ!怖い怖い・・

植田:それより、あいつの前でこのシール貼ったろかと。

 

小田:ケンシローの言いよるアレやろ?ハーレーに貼るの?あいつの好きな漫画や、喜びよんで!

植田:あのハーレーのエンジン、もうすぐ寿命ですよ。エンジン替えろ言うても聞かないんで。 梨子とか載せてるんで、何か起こる前に直さんと。 警告ですわ。

小田:ワシがオイル替えんかったからかな?

植田:買うた時からですよ。 気にしません言うて、買いよったから。

小田:この頃、ドコドコ言うてもシューーって聞こえるもんな。

植田:シャーシャーシャー言うてペケペケペケペケペケ言うてきたらもうすぐご臨終ですわ。 遠方行ったら帰れんようなるでしょ?

小田:あいつの乗ってた単車も動か変死な。 けったいな乗りかたしとるねやろ。

植田:とにかく貼りますね

【お前はもう 死んでいる】

植田さん!いつもおもしろいシールありがとうございます! 女子高生が写メ撮って行きますからね。
グヘヘヘー!

植田:これ、最後の警告ですわ。ほっといたらエライ目にあいますよ。

 

地上げ屋参上?

店主:いらっしゃいませ。 お好みの車あったら言うて下さいね~試乗出来ますから。

植田:ここの経営者の方ですか?

店主:従業員も経営者も自分一人でやってます。 何か?

植田:今ある在庫、全部売って今月末迄に店を移転するか? 今ある在庫を残して100万円貰って店辞めるか? どっちが良いですか?

店主:そりゃ、全部売って引っ越しが良いですね。 ハハハ

植田:じゃあ、話は早い!ただし名義変更手数料や整備代の欄は認めません。

店主:本体価格のみって事ですか?

植田:たぶんですが、欲を出すとロクな結末になりませんよ。

店主:物件を探す時間が欲しいのですが。

植田:165号のここでしたら、今の家賃と同じ金額で借りられますよ。

店主:165号ならここよりも車通り多いですね。 そうします!

植田:物わかりの良い、素直な良い方で助かりました。 車全部買うので、書類下さい。

店主:ふぅ~っ、正直、最初は殺される?と思いました。 でもちゃんとお金を落としてくれる人で良かったです。 ホッとしました。

(僕のモットーは、皆がハッピーエンドになる事です。誰かが損すると後味悪いんやんらやですから。損する、ま、不要な欲や、悪い事考え持った人だけでよいのですから。)

植田:そんなん、21世紀にむやみやたらのは誰もやりませんよ。 断られたら、毎日店の前を、 ランボルギーニって毛を剃った牛連れて散歩するだけですよ。
店主:牛!そういう訳のわから
んのが一番怖いですがな! ともかく、、今月末にはキレイに出て行きますから、何もせんといて下さいな。

(車代の87万円をその場で払い、土地の賃貸契約の権利を破棄しますとの同意書にサインと印鑑を貰い、新しい店の物件を紹介しました。ここは祖父の物件ですので、話は早い。月末まであと5日、看板とプレハブを移転するのみ。

電気は架設を利用、後日に電源と電話回線開通の契約をしてもらい、プレハブは片付けて、即時にユニックで吊り上げ運送します。山中くんの両親の所に行き、金の支払いと登記も速やかに行い、わずか、2日で全ての手続き完了。)

母:こんな高く買って貰ってありがとう! あそこの土地、まだ車売るの?

植田:お支払も登記も終わりました。 もう、今はうちの物ですからね。

父:これは失礼しました。

植田:風俗店をやるわけではありませんよ。安心して下さい。

父、母:本当にありがとうございます。

植田:余計な事ですが、このお金で贅沢三昧すると、すぐに底をつきますよ。 こないだのようなパーティーは会費を集めればいいのです。

父、母:今度は結婚披露宴になればいいのですが。

植田:そのようにご縁がありますように、心より祈っております。

つばさ:こんなに車どうするの?こないだ減らすって言うてて。

植田:欲しいのあったらあげるわ。 誕生日近いし。

つばさ:ウソ!?

植田:古いけどちゃんと整備されとる。残りはヤフオクで高ぉ売ってや。

つばさ:そしたらこの赤のアウディ貰っていい?

植田:エエよ。 名義変更自分でするか?

つばさ:名義変更するよりも、私を名義変更したらダメ?

植田:は?

つばさ:私の苗字を植田にしたら名義変更しないで乗れるでしょう?

植田:何でお前が苗字変えるねん?

つばさ:もう!腹立つ! 結婚したら苗字変わるやろ!

植田:キレてそんなん言うなよ。 冷静なれよ。俺と一緒になったら一生こんな感じで車やら単車やら買うで。

つばさ:いいよ!逆に歓迎。 逆プロポーズしてやったぜ!

(当時の僕は、生命保険にも、渡航者保険にも入れない職業でした。いつ死ぬかわからない職業上、保障してくれる保険屋さんはない。自分からは決してプロポーズ出来なかったんです)

つばさ:どうせ、あの店なんか潰れるでしょう? 今のうちに、自分たちの得意分野を生かして、事業起こしてな、景気悪くなって万が一、無一文なってもご飯を食べていける仕事見つけよう。

植田:そや、物販はもうコンピューターの通信販売に食われていく。 価値観が値段だけになって、安かろう、悪かろうが加速するねん。

つばさ:ヒロちゃんの言う時給6000円~10000円の企業者ね。私は爪のマニキュアとか勉強中。 ヒロちゃんは?

植田:とにかく引退試合して、谷町集めて退職金がわりの祝儀、婚約者紹介して祝儀な。で、たこ焼き修行行くつもり。

つばさ:アメリカ行くの?

植田:近いで、ハワイのちょっと向こう、飯食うて寝たらアメリカやで。

つばさ:冬にヒロちゃんおらんかったら、あの店は終わるね。一ヶ月後に辞める!明日退職願い出す!

植田:あの店はほっといても潰れるよ。山中のハーレーと一緒の運命や。

つばさ:早くエンジン替えろよな?

PIRARUCU ボディバッグ


防水性・耐久性に優れ、雨の日対策に持ってこい!!

 - タコ師匠のバイク自分史