奈良県最強一族とカワサキマッハスリー タコ師匠のバイク史:その7

徒競走はよくわからないまま、低学年以下の部で僕が優勝しました。

あんま機ゲットしました‼

これは爺さんと婆さんにプレゼントです。

ポケバイレースは既製品のポケバイとサイクロン号の勝負。

もちろん二位のポケバイに一周以上差をつけてサイクロン号がブッチギリで優勝しました。

一眼レフのカメラが優勝景品です。

カメラってよくわからないのでオカンの弟にあげました。

家族対抗戦ラストは100メートル×6人

ルールは女の人、小学生低学年以下の子供を含む6人が1家族がチーム。

独身の社員さん完全無視のレースです。

ハワイ旅行よりもよい商品がかかった大事なレースです。

それは

◼◼◼カワサキ マッハスリー◼◼◼

mach3

500cc の3気筒ツーサイクル。

0- 100㍍が4秒の当時の激速なネイキッドバイクです。

最終モデルがパワーダウンすると言う情報を聞きつけ、1年前の展示モデルを現金で叩いて買いつけたらしいですが、子供の僕にはよくわかりません。

大型二輪免許の必要なマッハスリーが家族の対抗戦の景品なんてあり得ないでしょ?

これ数年後の社長の告別式で聞きましたが、うちの爺さんのリクエストでしかも社長決済が即降りたらしいです

マッハが手に入れば爺さんがしばらくモンキーに乗らなくなるでしょう。

モンキーが僕の物になる可能性を期待し、運動靴を脱ぎ捨て気合いを入れます!

女子はオカン、子供枠は僕、親父、叔父さん、爺さん、オカンの弟の6人で、リレーに挑みます。

社長の家族も出ています。さっき鼻血出してた社長の孫も出るみたいです。

親父→叔父さん→オカン→オカン弟→僕→爺さんの順で走るみたいで、バトンの渡し方を練習しました。

もしレースに負けても勝ったチームから現金でマッハ譲り受けるか米を10年分積んででもマッハが欲しい爺さんの目が血走っています。

onijiji

もし負けたら爺さんがキレて暴れるやろな?

みたいな空気で、叔父さんもオカンもオカン弟(一眼レフカメラ貰ったし)もピリピリしています。

ヨーイ、ドン!

親父早っ!

デブの癖に足が早いのは笑えます。

しかし、よくみたら一緒に走ってるのは子供ばかりでした。

叔父さんも早っ!

ブッチギリでオカンに繋ぎます。

オカンも意外に早い。

デブの癖に足早いのは同じく笑えます。

オカン弟も早っ!

いよいよ僕の番です。

必死に爺さんに向かい走りました。

誰にも抜かれず走れました。

最後は爺さんがブッチギリでゴールし、めでたくマッハゲット!

すでにあんま機やら果物やらで、トラックには何も乗りません。

果物を乗用車に積み替えてマッハスリーを積み込みます。

あんま機が邪魔でマッハが乗りません。

グランドの物置に置いておいて、後日叔父さんがトラック乗って出勤し、持って帰る段取りで大事にマッハスリーを積みます。

運動会で勝ったらマッハスリーですよ?

自然と走る練習しますよね。