タコと時計屋 披露宴に現る タコ師匠のバイク史:その39

高校の同期生であるカブリエルから招待状が届きました。

難しい漢字の熟語だらけです。

簡単に訳すと、【若くて美人の嫁見せたるから名古屋まで来い!】と書いてありました。
時計屋は、『隼とR1000のスズキ両フラッグシップで乗り込もうや!』と意味のわからない事を言うてます。
カブリエルの披露宴に革ジャン、革パン、革ブーツで出席するのでしょうか?
僕はCBRに飽きて2000年式GSX-R1000に乗り替えていたのでした。
気持ちはわかりますが、結婚式は相手様のある事やから、嘘でも背広着て、白いネクタイ締めて、革靴で出席せなカブリエルのご両親が恥をかくから車で行こや!とバイクでの名古屋城→東山動物園のツーリングは断りました。
結局、披露宴に出席する同級生全員で、難波から近鉄特急でワイワイ朝御飯を食べながら名古屋目指します。
披露宴で時計屋は酔うてます。
桂枝雀さんの風邪うどんぐらい酔うてます。カブリエルの結婚がよほど嬉しかったのです!
ヘロヘロの時計屋をほっとく訳にいかず、二次会会場の駐車場でゲロゲロしながら『カブリエル良かったな!』を連発しています。
そのカブリエルに対する気持ちとはウラハラに、駐車場のそこらじゅうに汚物が吐き散らかされていました。
僕はそこら辺から調達してきたバケツに水を汲んで、流しておきました。名古屋まで来て何をしてるねんやろ…
時計屋は帰りの近鉄特急の中でも、トイレに籠りずっと吐いてます。
席に戻って来たらたばこ吸ってオェェ→トイレの繰り返し。
30越えて親父さんに迎えに来てもらうくらいに酔うてました。
(カブリエル)「ちょっと聞いてたけど、詳細はこんな事になってたんや・・・ バイクで来てなくて良かったわ・・」