走るはカタギ街道?! タコ師匠のバイク史:その43

 

隼とチョイノリを僕に引き取って欲しいと時計屋のお父さんに言われましたが、もう2輪に乗る気がせず、丁重にお断りしました。

GSX-R1000もゼファーもバイク王に売却しました。
 
もうあるのはじいさんのZ2とおかんのレッツパレットのみ。
あ!忘れていました。ラスベガスの家から持って帰ったハーレーダビッドソン1200SS。
シングルシートに変更し、ダートトラックレースに出る為のマシンです。
 
パワーを効率よく出すためにベルト式のハーレーをチェーン式に総やり換えしたカチ上げの2本だしマフラーが美しく、一目惚れして衝動買い、ツーリングのマルチパーパス替わりに購入しました。
 
車体は重く、パワーもイマイチな為、オフロード車にはならんのですが、機械的な美しさのみで所有していたのです。
 
田舎の不動産屋が、建て売りのモデルルームのガレージに展示させて欲しいと言うてきました。
 
当時、メンテナンス設備付きのガレージはほとんど自分で作るしかなかったのですが、僕はこの系統のガレージをデザインしたり、設計したり、施工者として建てたりしていたのです。
 
副業で。
 
月に5万円の2年契約金ならハーレーを売却したのですが、年間5万円のリース契約ですから…
 
やがて、たこ焼き修行を経て、長い長い格闘家生活を現役引退します。
現役引退と同時に結婚。
生命保険にも渡航保険にも加入出来るようになりました。
 
やはり勉強をしてこなかったツケや、普通の社会人として年輪を重ねてこなかったツケが、回って来ます。
 
普通の社会人として暮らして行くには礼儀や言葉遣い、マナーが足りず。
 
バイク暦の最初の方を見直して見て下さい。
 
30年前は土佐犬やポケバイに跨がり、堂々と公道を走ってた人物なんです。
 
ダイエーでジャイアント馬場さんやタイガーマスクに対戦を迫る人物なんです。
 
原付免許しかないのに、足がついたからの理由で大、中型バイクを海外ですら乗り回してた人物なんです。
 
こんな人は会社務めなんかでけへんのです。
 
冷静沈着に分析したらただの犯罪者ですから。
 
見方によってはちゃんと中型免許を取って、バイトして400を買い、ロケットカウルや三段シート等を付け意味のわからないセンスの刺繍だらけの服で珍走している未成年の方がマトモかも知れません。