盗まれたバイクそのまま泣き寝入りでいいのか? 究極の盗難対策
ワシの愛車盗んだんは誰じゃ~ごぅら゛ぁああああああああああ!
そんなオーナーの怒り、悲しみを嘲笑うが如く、
ぬ~すんだバ~イクで走り出す♪
なんて鼻歌混じりにクルージングかましてる犯人、あなたは許せますか?
これまでの特集記事では、
- 盗ませない方法(グッズによる盗難防止)
- 盗まれても丸損しない方法(盗難保険による補償)
について掘り下げてきましたが、
盗まれても追跡できる方法
についてまとめてみる事と致しましょう。
記事を書いているとつくづく思うんですよ・・・。
「なぜ愛車のオーナーが、窃盗犯なんぞに対して後手後手に回らなきゃいけないんだ!」と。
残念ながら今の日本では私刑は禁じられていますので、滅多な事はできませんが、許されるなら座敷牢にでも閉じ込めてやりたいところです。
人様の大切なモノを無断で盗む不逞の輩には、必ずそれに応じた罰が下るって事をね。
停めてたばずのバイクが無ぃいいい! 最強の盗難対策
こうなったら愛車が戻ってくるだけでは気が収まらん、犯人を捕まえてギャフンいわせたる~という正義感の強い方。
それに一番近いのがGPSでしょう。
”攻撃は最大の防御なり”
です。
そんなサービスを提供しているのが警備保障会社の大手、SECOMです。 主に不動産が対象のホームセキュリティが有名ですが、バイクにも目を光らせてくれます。
攻撃と表現してしまいましたが、実際には保険と同じ ”事後対応” なんですね。
大きく異なる点は、携帯やPCで 今、愛車がどこにあるのか? の現在位置が常に把握が可能で、持ち主が仕事等で忙しい時には、セコムスタッフが現場へ急行してくれるといううものです。
愛するバイクが何者かにより移動されたと分かった時点での初動対応の速さという点でにおいてピカイチなんですね。
パソコン・携帯・スマホなどから、自身のバイクの位置を確認出来る、セコムのオペレーターが、盗難されたバイクの捜索をしてくれるというのは、そういう意味で心強い限りです。
ココセコムの料金について
ここまで読んで、是非始めたいと思った方、このサービスの維持費についてご説明いたします。
各種サービス内容により料金レンジがありますが、まず最初に
1. 加入料金(税別)
郵送申込 | ネット申込 |
¥4,950 | ¥4,400 |
がかかります。
2. 各種利用プラン(税別)
プラン内容 | 月額料金 | 位置情報(専用HP) |
基本月額 | ¥1,200 | 無料(スマホ専用アプリ) |
セコムくるま盗難監視 | ¥800 | 1月あたり |
セコム駈けつけ | ¥10,000 | 1回あたり |
※車載用機器購入費¥2,500~¥12,000
愛車の現在地を知らせてくれるサービスです。
月の途中であっても、プラン変更が可能です。
パソコン・携帯・スマホ等から専用HPへのアクセスで確認できますが、オペレーターに直接電話で位置確認を要請する事も可能ですが、こちらは別途¥200/回と割り高になります。
現場急行の要請をした場合:¥10,000/回
3. 選べる充電器2タイプ
続いて実際にバイクに取り付けるGPS発信機(端末)についてですが、内蔵方式と充電式方式の2つの方法がございます。
それぞれの特徴について調べてみましょう。
内蔵方式
端末機器料金 ¥12,000(税別)
<メリット>
- 車両バッテリーを使用する為、都度端末の充電が不要
- 端末が車両本体内部に取り付けられる為、分かりにくく、外されにくい
<デメリット>
- 車両本体のバッテリー切れ
- 充電式よりも高価
- 取り付けは自身または取り扱い店舗で行う必要
- 車種により取り付けが出来ない(要事前確認)
充電式方式
充電器料金 ¥2,500(標準のみの場合)
<メリット>
- 内蔵方式よりも安価
<デメリット>
- 都度端末の充電が必要(忘れると機能しない)
- フル充電状態での連続動作時間が最大240時間(約10日間)と限られている
- 隠し場所などカモフラージュが必要
- 発見・取り外しリスクが高い
4. もしもバイクが盗まれたら・・?
ココセコムを取り付けた上で、もしも盗難被害にあってしまった場合、どの様に対処すべきかについて、手順をまとめてみました。
- 位置確認サービスで
あるいは
- 自身の駐車場または一時駐車したスペースに
バイクがない事を確認
↓
◆選択肢1:GPS情報に基づき、対象を自身で追跡+警察へ連絡
↓
犯人御用 または 犯人逃走
◆選択肢2:SECOMオペレーターへバイクのメーカー・車種・カラー・ナンバーなどの特徴を伝え、現場急行を要請
↓
状況に応じて警察との3者通話に切り替えて捜索
↓
犯人御用 または 犯人逃走
GPSの精度については、電波状況に左右され、高いところでは誤差±10m、街中などでは±100m、地下などでは±1,000mと異なるそうですので、地下に逃げ込まれると探すのがとても困難となってしまいます。
またこのサービスは盗難保険とは異なり、車体の補償ではなく、盗まれたバイクを見つけるためのアクションを起こしてくれる補償となりますので、見つかった車両に傷やダメージがあっても、現状の回復等はその範疇外となります。
旧車・高級車・オリジナル性の高いカスタム車など、代えのきかないこの一台
というバイクにお乗りの方にとって、特に安心のできるサービスになるのではないでしょうか?