愛車を盗ませないためのバイク盗難対策

我が愛車(バイク)、盗人の手など触れさせぬわっ!

禁止サイン

盗まれた愛車が例え見つかっても、かつてのオーナーと過ごした日々の様な状態で戻ってくる確率は非常に低いでしょう。

残念ながら犯人も捕まらない、警察もアテに出来ない、だからこそ出来るだけ自衛策を施し ”盗ませない” 環境を作りましょう。

よく聞くじゃないですか!

家に入る泥棒が一番気にする事は、

”盗む為にどれだけの時間が必要か?”

自動車と異なり、大型二輪といえどもバイクはコンパクトで解体もし易い=盗みやすい商品です。

そのハードルを上げる事、すなわち犯人達にとって”厄介な物件”にしてしまう事が大切です。

その為の有効策として、警視庁・警察庁で推奨されている方法を含め、そのメリット&デメリットについてご紹介していきたいと思います。

まず気になる盗まれやすい条件について、警視庁・警察庁が発表するデータに基づき見ていく事にしましょう。

油断禁物!! ここでバイクが盗まれている

最もバイクが盗まれやすい状況とは

<東京都ワースト3>

  • 1位:住宅(敷地内・駐車場) 61.2%
  • 2位:道路上 19.1%
  • 3位:駐車場・駐輪場 15.4%

※(警視庁:生活安全総務課手集計より引用)

<大阪府ワースト3>

  • 1位:駐輪場 42.0%
  • 2位:道路上 15.0%
  • 3位:駐車場 12.0%

※(大阪府警察:オートバイ盗の現状/平成27年より引用)

上記の結果、東京・大阪共に

駐車場内での盗難が大半

を占めている事がわかります。

ちょっとの間だから大丈夫だろうという過信は、窃盗犯のつけ入る絶好のスキとなります。

手際の良いプロにかかれば、車体本体につけられた鍵一つくらいさしたる防犯の意味を持たないという事も・・。

恰好の獲物として目を付けられてしまわない為の自衛策を施し、しっかり対処していかなければなりませんね。

気を付けよう 盗みやすいバイクから盗まれるよね

最も盗まれやすいバイク車種

125㏄以下

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  • HONDA:PCX、DIO50、トゥデイ
  • YAMAHA:JOG50、シグナス125、ビーノ
  • SUZUKI:アドレスV125、アドレスV100、レッツ2
  • KAWASAKI:エリミネーター125

125㏄以上

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  • HONDA:VTR250、CB400SF、CB400SB
  • YAMAHA:XJR400、マジェスティ、ドラッグスター250
  • SUZUKI:GS400、GSR250、GSX-R1000
  • KAWASAKI:ゼファー400/X、ZRX400/400-Ⅱ、バリオス、KH250

その他輸入車

  • ハーレーダビッドソン:XL1200/XL883/FXDLI
  • トライアンプ:Scrambler
  • BMW:S1000RRプレミアムライン
  • DUCATI:998SFE/SS900
  • MV AGUSTA:F3
  • アプリリア:SXV550

※(2013年 JBR-Mデータより)

年間50,000件を超えるバイク盗難。

これらはその中でも最上位の車種となります。

技術的に盗みやすいものから、転売価値の高いもの、希少価値のあるもの等がターゲットになっているとは思われますが、あなたの愛車は大丈夫でしたか?

リストに載っているなら、今後より注意なさってくださいね。

次に防犯上の有効策として、実際に採用されている中で信頼性・評判の高いものをみてみましょう。

最強の盗難自衛策・グッズは? 自分の愛車は自分で守れ

「二重三重のロックはいちいち面倒・・」たしかに毎度毎度駐車する度に、いくつもの施錠を行うのは億劫ですよね。

でも大切な宝物を窃盗犯などに黙ってくれてやる筋合いはありませんよね?

オーナーの手を離れたアモーレ(愛車)はか弱く、そのままの状態では無慈悲な輩に蹂躙されるリスクが高い事をもう一度認識して頂きたい。

一瞬の躊躇が、長年の後悔にならないようにしてくださいね。

くどい様ですが、バイク泥棒は盗む為に時間をかける事を最も恐れます。

オーナーの盗難自衛策として、その目的を ”出来るだけ盗難にかかるまでの時間を稼ぐ事” の一点に絞り、遭遇確率を可能な限り下げていきましょう。

以下、憎き窃盗犯達の戦意を喪失させる、強い味方を集めてみました。

1.ハンドルロック

あえて書かせて頂きましたが、未だにされてない方いらっしゃいましたら、今後は必ず癖づけましょう。

盗難されるバイクの中で、ハンドルロックがされていない車体の割合は全体の22.5%(キーが差さったままの状態も含む)といわれております。

メリット:コストがかからない

デメリット:容易に解除できる為、盗難の抑止力としては低い

価格:¥0

2. バイクカバー

※前後が分かりやすく、生地がしっかりとしているモノを選びましょう。
プロはマシンに合った最速の盗難方法を知っています。 奴らに効率的な対策を取らせない事、コレ重要です。

メリット:雨・風・汚れ・サビなどから守ってくれる、紫外線などに弱いプラスチック部品・ゴム製品の劣化を軽減してくれる、盗難犯に車種を特定されにくい

デメリット:表裏、前後がわかりにくい、かぶせる作業そのものが面倒

価格:¥1,500~¥22,000(価格中心帯¥2,700~¥5,000)

3. ディスクロック


ディスクロックは車体のディスクブレーキ部を専用ピンで固定し、その場から動かせなくさせる盗難防止グッズで、これに無理な力が加わった際に警報を発するアラーム機能付きも多くライダーに支持されております。

メリット:場所を選ばず手軽に携帯できる、軽量かつコンパクトなサイズ、取り付け&取り外しが簡単、アラーム機能とのセットで防犯性を更に高める事が可能

デメリット:単体での使用が前提の為(ディスクロックとディスク)、電柱や柵などの移動が困難となる建造物との固定(地球ロック)が出来ない、ディスクブレーキタイプのバイクにしか使えない、プロの窃盗団にかかれば、ホイール外しや台車などで、造作もなく盗難される恐れあり、外し忘れて発進した場合、ブレーキやフォークにダメージ、転倒などのリスクがあるので、付属のストッピングワイヤーを使用する方がベター

価格:¥900~¥35,000(価格中心帯¥2,000~¥10,000)

※安物はピンが折れてしまったりと、役割を十分に果たせないものもあるそうなのでご注意を

4. リンクケーブルロック(ワイヤーロック・チェーンロック)

通称ゴジラロックなどが代表的な製品。 少々重いものの、どこへでも繋げる

メリット:保証期間内なら盗難お見舞金付き(3~7万円)、見た目が派手な色、独特のゴツさでいかにもセキュリティーしてますよアピール効果、地球ロックが可能

デメリット:プロの手口で道具(鉄筋用カッター、油圧ジャッキなど)次第で切断が可能になる

価格:¥2,000~¥13,000(価格中心帯¥2,800~¥7,000)

※別格:写真は最強と名高いキタコ製ウルトラロボットアームロックシーリズより(HDR-6)

5. U字ロック

盗難防止グッズの中でも最も広く普及している製品のひとつ。

品質により強度面での開きが大きく(他のグッズにも言える事ですが・・)、価格にある程度比例致します。

メリット:地球ロックが可能、一見して施錠されている事がアピール出来る

デメリット:ボルトカッター等で比較的簡単に切断可能(特に安物)

価格:¥1,000~¥52,000(価格中心帯¥2,000~¥5,000)

6. アラームシステムその

メリット:コンパクト、安価で取り付けも簡単、実用性が高い事が非常に高評価されている
デメリット: オン・オフのアンサーバックの音が大きい

7. アラームシステムその2(イモビライザー)

メリット:力任せのこじ開けや直結などの行為では、ID認識で一致しない場合、エンジンをかける事ができなくなる

デメリット:車体ごと運搬する様な盗難方法には、効力が低い

価格:¥10,000~¥14,000(価格中心体¥12,000)

この他にも様々な防犯対策がございますが、効果的な方法がありましたら随時更新して参ります。

盗難ダメージを最小限にする方法

盗り返す可能性への挑戦

悲しい時は俺を見て笑え(by 単車男)