➖その筋の人ではないですぅ➖
植田『(頭はたきながら)ボケ!違うわ!』
嘘偽りなしで!『い た あ 痛~~~~~~~~っ!』
ナース喬木『今のアカン音したよ?』
時計屋『パシーンやったら大丈夫やけど、平手やのに鈍い音したな?』
ナース喬木『プロやねんから、手出したらアカンやん!しまいに誰か死ぬで。』
嘘偽りなしで!『・・マジ死ぬっす!ボケるのも命懸けっす!』
植田『命までは取らへんやろ。』
ナース喬木『植田さんは、ムエタイやったな?』
植田『うん。タイに練習しに行って、思いっきり蹴ったら、相手の頭も骨折、俺の足の甲も折れてん。で、最終日観光でけへん。足パンパンで飛行機乗って帰ったんや。』
嘘偽りなしで!『そこで喬木さんに出会ったんっすね?』
ナース喬木『そやねん。植田さんが、賢くてその日に現地で病院行ってたら、知り合いにはならんかったからな。2日も我慢でけへんで、普通の人やったら』
植田『あと1日我慢したら日本や、➕1日も寝たら骨接ぎしてもらお思ったら爺ちゃん旅行先や。痛いけど、もう1日寝ておっきい病院行った。』
ナース喬木『レントゲン撮るまでもなく、捻挫や打撲であんな腫れへん。撮ったらやっぱり折れてた。』
嘘偽りなしで!『2日も我慢してたんっすか?』
植田『うん。ジムのちっさい部屋で三角座りして我慢してたわ。』
ナース喬木『甲の骨が4本折れてるの、骨接ぎで治そうとしてたんやで?ま、治るんやろけど骨イガむで。』
植田『めんどくさいやん?レントゲンとか、宇宙船みたいな中に入る奴が。』
ナース喬木『あんなパンパンの足で車乗って来てるしな、その車で病院抜け出て本屋さん行くし、吉野家行って牛皿お持ち帰りして病室で食べてるし、お見舞い客と現金置いてポーカーしたり!』
ナース仲島『無茶苦茶な患者さんやな。やったらアカン事順番にしてる』
豚ゴリラ『おう!看護婦さんに、ご飯食べさして貰ってるの見たことあるぞ。手は動くはずやねんけどなぁ。』
ナース喬木『それたぶん私やわ。仲良くしてもらってからやね。』
嘘偽りなしで!『自分も入院していいっすか?』
ナース後川『頭怪我したら、別の科やね。脳神経外科で頭蓋骨外す手術ね。同期おるから言うといてあげるよ。』
嘘偽りなしで!『脳ミソは怖いっす!あんまり痛そうな場所は外して入院したいっす。』
豚ゴリラ『おう!俺入院した事、中学の時に盲腸やってからないもんな~』
植田『あのな、皆入院したいみたいやけど、若い可愛い子ばっかりちゃうねんで。喉ちんこ切った時に、個室代5万も取られて若いけどブスや。ボッタクリの店入った気分やったわ。』
時計屋『喉ちんこなんか切らへんやんな?』
ナース喬木『あ、あれやろ?植田さんずっと高熱に悩まされてた時に、扁桃腺を除去する手術をずっと喉ちんこ切ったって言うてた。問診票みて???なって、口あけてみたら喉ちんこあったもん。過去カルテみたら扁桃腺やし。』
植田『喬木はちんこばっかり見よるねん。』
ナース喬木『人を変態みたいに言うな!』
時計屋『アホやからチンコとかウンコ言うたら喜びよる。幼稚園の子供と一緒や。』
ツクツクツクツポンポン
小田『おぉ遅くなってごめん。山中は?』
時計屋『さっき嫁に拉致されてたで。家に弁護士来るとか何とかで。』
小田『離婚て大変やなぁ。山中の家に行って修羅場に入るより、ここで弁当食うて帰ったほうが良さそうやな。仲人頼まれても断ったら良かったわ。』
豚ゴリラ『おう!この弁当も珍竹林に買うてもろた。』
小田『今どき弁当買うてもろても、喜ぶ人少ないやろな。俺は無料やったら何でもありがたく戴くよ。』
時計屋『ゴリ、こんなときはな、出来れば全員の好み聞いてあげるねん。朝からコーヒー、紅茶、牛乳、ジュース 飯と納豆、焼き魚、味噌汁、漬物とかなパンも食パン、ロールパン、ホットドッグとか菓子パン。全部聞いて出来る限り応えとるのが、うちのチームのバーベキューやねん。特に女の子のアンケートは100%に近い確率で応えとる。そんな所がお前になくて、あいつが自然と努力しとる所やぞ。』
豚ゴリラ『おう!そんな所が確かにあるある。ただの女好きのオヤジと思ってたわ。』
時計屋『ブスや豚来たら徹底的に精神崩壊するけどな。』
豚ゴリラ『おう!俺はすでにこの20何年で精神崩壊に追い込まれてるわ。』
植田『お前ら、今晩に稽古あるん大丈夫なんか?』
嘘偽りなしで!『師範、自分は大丈夫っす!』
豚ゴリラ『おう!大丈夫な訳ないやろ!こないだのお前の稽古無茶苦茶や。あちこち痛いの我慢して遊んでるわ。』
ナース仲島『何の稽古なん?』
植田『柔術やで。護身術の極みや。合気道が護身術の代表みたいな言われ方されてるけど、合気道倒したからな。』
ナース仲島『女子も行けるんやったら教えて貰おかな?』
植田『手取足取腰取丁寧に指導しております。』
マックス河南『寝技だけ教えてそうやな』
豚ゴリラ『おう!辞めとき。兄ちゃんな、先生が合気道何段、柔道何段、空手何段、剣道何段と書いてた合気道道場に入門して、ボコボコにしょった事あるから。』
植田『何の事かね?僕は、お金払って合気道道場に入門したんだよ。自腹で高い値段で道着と袴も購入しました。その日に女の先生が【どんな方法でもかまへんから私を倒してみなさい】とおっしゃるんですよ?【何してもよろしいの?】ともう一度確認してやで、僕は自分の土俵の中やない、寝技で顔を絞めただけやで。』
豚ゴリラ『おう!体重が重たい俺が、まだ1本も取った事ないから。どこがお前の土俵違うねん?』
植田『曲がりなりにも、私は○段、これは○段、これも○段でござい~言うて看板にわざわざ書いてはるねん。しかも道着でかなりのピンハネしてはる。月謝取って帯を売りつける商売しとるねんから、ボブサップが来ようが、藤原善明が来ようが負けたらアカンねん!僕なんかパンチとキックで飯を食うてるだけの、柔道は当時1級やで。白帯やで。』
(何代も続く旧家分家である当家の二代目である爺さんは、本家の跡取り候補者を全員十番勝負で十番とも倒して道場の権利を貰ってるのです。なので帯を売りつける商売が嫌いで、白か黒をはっきりさせていました。僕の代になってからも昇級試験など許さず、稽古の厳しさと過激さで、一部の躾に厳しい卒業生の子供以外は道場生は減少。月謝を取らない、練習後に飯を食わせるスタイルの運営は平成の今、もう一度チャレンジしてもよいのかも知れません。僕の個人的意見ですが、いじめはなくなります。
本家の現在の跡取り二人は僕の稽古が厳し過ぎて逃げ出しましたが。
植田は始めた時から叔父さんの中古黒帯を締めておりましたが、えこひいきではなく、【もったいない】のみの理由でした。)
マックス河南『無料やったらダイエットにやって見ようかな?』
ナース仲島『究極の護身術ねぇ』
植田『簡単や。豚ゴリラに襲わせて、眼を指でつけるか?踏ん切りつくまでやったらエエねん。』
豚ゴリラ『おう!眼が笑ってへんから冗談に聞こえへんぞ!』
ナース仲島『生徒に女の子はいるの?』
植田『一人もおらん!やからめちゃめちゃモテるぞ!』
豚ゴリラ『小学生と中学生にな』
ナース仲島『小学生と中学生?』
豚ゴリラ『大人なったら、躾要らんし自分でご飯食べられるやろ?』
植田『大人入れたら負ける可能性あるやろ?負けたら意地でも師範の看板降ろすよ。』
時計屋『ゴリが道場継ぐ事はないんか?』
植田『こいつのほうがポテンシャル高い癖に、稽古にけえへんのやから爺さんもやれって言わへんで。』
豚ゴリラ『おう!兄ちゃんよりポテンシャル高い訳ないやん。』
植田『いいや、たとえば腕力。柔らで必要な引く力。これは目方の多いほうが有利なんや。』
ナース仲島『体重だけ?』
植田『そう。元々骨太い奴は目方が増えやすい。減量する仕事の俺は、どうしても不利になるねん。その点、河南は才能あるかもな?』
マックス河南『骨太言われて嬉しくないし。でもやってみよかな?』
植田『練習後にちゃんこ食べすぎたらあんなんなるで。一応デカするために飯を食わせるからな。』
ナース掛川『わたし習ってエエかな?』
植田『道着のサイズ測ろや。中に白いTシャツ、白いTバックで練習するからな。男はノーパンやねんで。』
嘘偽りなしで!『師範、触りたいだけっす!サイズなんか、小・中・大・特大・誂えしかないっす。』
豚ゴリラ『おう!神聖な道場で、このオッサン、何考えとるんや?』
時計屋『エロい事以外は考えられへんハズやで。』