大往生　タコ師匠のバイク史　その48

2017年12月末日　大晦日に103歳で爺様が逝く

バイクは

車は

晩年は観光地にしかない日産の二人乗り電動レンタカーがお気に入りで、曾孫、玄孫達と明日香村を楽しそうに走ってました。

車椅子がわりに買おうとしてましたが、観光地でしか走行出来ないルールらしい。

葬儀の場所が閉まってたのと、火葬場が閉まってるので正月から慰問客が何100人と押し寄せ、とにかくバタバタでした。

慰問客の相手と式の打ち合わせ、焼香順番、上座下座等田舎者はこだわるので本気で喧嘩しとるのです。

そんな中、比較的時間をもて余した僕の親父と息子、ガレージにある偽猿を触って遊んでるようです。

ボォボォボォボボボボボォボォボォーンボンーン！

キャキャキャ　　ワンワンワンワン！

偽猿の排気音と親父、息子の笑い声、犬の吠えまくる音が響き渡ります。

「爺様の事、思い出して泣くよりも、好きやった物を集めて笑いながら送りましょう。」

棺桶には金属等の不燃物入れてはいけないルールらしく、Z 1やZ 2の部品等はNG。

リアルな模型はオッケー。

で、リンカーンとZ 2の模型とプラモデルを入れる事にしました。

色んな方々にお世話になったりお世話させてもらってたので、

「正月からすいません、忙しいのは重々承知の上、少しだけお時間下さい。　香典は遠慮させて戴いております。」

「せめて好きやった車・バイク・柔道・刀等賑やかに送ってやって下さい。　カワサキ、ホンダ、アメ車、イタリア車、ドイツ車、四駆で華々しく。」

のメッセージを送りました。

「葬儀場から墓へミニバン禁止！」

のおじさんの号令と共に、

そして先頭はメルセデスのS550霊柩車。

ちょっとした中古車イベント会場みたいで賑やかです！

以前Z2を購入してくれた方も、ゼファーを購入してくれた方も、時計屋が亡くなった時に来てくれた隼乗りの方も、雪がちらつく中、わざわざ２輪車で来て下さいました。

多人数が乗れるアル・ベルやノア・ボクシー、セレナ、ステップワゴンとかで来てくれた方、誠に申し訳ございませんでした。

親父の時にはお願いします。

・・・もう少し続くよ。