前ブレーキの異音はナゼ?! レッツ2DIY修理
ところどころに見られるホイールの錆び、エンジンをかけてはじめにかけるブレーキが必ず鳴る事が気にかかっていました。
もうついでだから仕上げてしまいましょう!!
レッツ2はドラムブレーキを採用しています。
そのブレーキを支えるブレーキシューは外側から交換する事が出来ませんので、タイヤを外さないといけません。
ちょうど丸印の中身がブレーシューのありか。
そこにたどり着くため、まずはじめにホイールを隠しているこのカバーを取り外しましょう。
ボルト1本で留められているので、簡単に外れます。
すると前輪を支えるフロントフォークが顔を出します。
この赤丸を緩めますが、反対側にも異なるサイズのボルトがある為、2本の工具を用いて外す事になります。
前から見るとこんな感じ。
フロントを外すと支えを失くした車体が前に傾いて、その後の作業がしづらくなる為、専用スタンドを持っていない方は、何か下に履かせるとよいです。
前輪に正面を向く形で、タイヤの左手がボルト、右手がカラー、そしてなが~いボルト(アスクルシャフト)になっています。
コレYoutubeや他の画像でチェックしようとしても材料がなくて、戻す時戸惑いましたので掲載しておきます。
ボルトを抜いたら、タイヤがコロンと離れます。
そしてタイヤと離れた丸印で囲われたパーツ、これがブレーシューなのです。
ようやくのご対面となりましたが、力づくで引きはがすのはヤメましょう。
画像のように半円状のパーツ2つで構成されていますので、外す為には片側ずつ手前に折る要領で進めると取れやすいのです。
新旧のパーツを並べてみました。
古い方は削れたカスなどで汚れてしまっています。
ブレーキとして実際に接する箇所を見比べると、新型には斜めに切り込みが入れられています。
コレで鳴き、止まってくれよ~。
外した時と同じ要領で新品を取り付けます。
この時必要なのは、
- 取り付け前にカスをエアー等で吹き飛ばし、パーツクリーナー等でキレイにする
- 赤丸部分にグリスを塗りこむ
- 片側ずつ、ブレーキシューを立てた状態からハメて、その後に寝かせる(と画像の様な状態になる)
です。
そしてくれぐれも注意して欲しいのは、それ以外のところに決して潤滑剤を使用しない事です。
ブレーキですから、抵抗を失くすような行為はご法度と心得てください。
ブレーキシュー交換が完了したら、ここからは現状復旧です。
丸印を意識して左のフロントフォークから出た突起に、窪みが合わさるよう調整しながらボルト留めですよ。
右側ではカラーを最初にはめましょう(カラーは汚れを落として、グリスを塗りましょう)。
これがなかなか慣れないと戸惑う作業かも知れません。
そしてなが~いボルト(アスクルシャフト)で貫いてやりましょう(シャフトは汚れを落として、グリスを塗りましょう)。
反対側に頭が出てきたら、コチラからもボルトでお迎えして、締め付けたら完了です。
※トルクレンチの無い方は、ボルトのシメ具合を解体前にマーキングするなどで対応しましょう。
後日談ではございますが、シュー交換後まったく異音がなくなりました。
代えてよかったわ~。
今回使用した交換パーツ:フロント用ブレーキシュー
【本日の作業】バイク屋での工賃目安:¥2,500~¥4,000+¥1,100~¥1,500(フロントブレーキシュー)
あれから再び、ブレーキ音トラブルが再発したので、またまた修理しました。
今回は動画いっちゃいましたよ~ん♪