戻らないキックスターター スズキレッツ2(CA1KA)DIY修理

キック後戻り悪いスターターにイライラ レッツ2DIY修理

元々、レッツ号を直そうと思ったキッカケがコレ!!

ついに本丸へとたどり着きました。

レッツ2のキックスターター

ダラダラ説明するよりも、まずはこのビフォー動画で見てみてください。

キック後、じらす様になかなか上がってこないスターター。

その動きを僕の繊細な言葉で表現すると、

ガチャン! クッ、クイッ、スゥ~、クッ、ジョンジョロパッポンピー♪

という感じでしょうか?

とにかく長い! 毎度毎度こんなんだから楽しくなかったんです。

特に冬場は余計にひどくなって、つま先で上げてやらないと、所定位置に戻るのを拒否される事もありました。

加えて既に交換済ですが、改善前の状態の点火系とウインカースイッチの様子も撮っています。

コチラも右左折のシグナルや停止などの切り替えがスムーズに行えない為、運転に支障が出る程になってしまいました。

あなたの原付も同じような調子なら、重症なんで僕と一緒に修理しましょうね。

ハイ、それでは直していきましょう。

今回の記事は少し長くなるので、お覚悟を。

レッツ2のキックスターターカバーの取り外し手順

最初に黄色矢印が示すその先、キックペダルを止めているボルトを緩めて外しましょう。

下から上に向かって、ガッツリと奥まで入っている為、コレを抜き取った上で、ペダルを手前方向に引き抜く様に取りましょう。

さっそくキックスターターカバーを開けてスターターペダルの戻りを遅らせている原因を取り除いていきたい・・・。

でも前回オイルフィルター交換で触れたエアクリーナーカバー(手前側のみ)が、このキックスターターカバーを留めている2本のボルトを隠してしまっている為、外す必要があるんです(※以下画像内の赤丸印)。

※エアクリーナーカバーの詳しい外し方は過去記事:交換しないとエライ事になるオイルフィルターをご参照ください

続いて画像内の赤丸、黄丸印のボルトを緩めて外していきましょう。

レッツ2のキックスターターの外し方手順その2

そして、クルクル回したら・・・?

レッツ2のキックスターターの外し方手順その3

ほい、中身の登場!!

レッツ2のクランクケースの外し方手順その1

ウソ!! これはクランクケースと呼ばれるものでした。

本当の中身はこの奥です。

黄丸印のボルトを緩め、本丸へと進みましょう。

但し、初めてココを開ける人は、めっちゃ固くなっている恐れがあります。

くれぐれもネジ穴を壊してしまわない様、ドライバーを突っ込んでハンマーで叩くなど、固着箇所の解消が必要かどうかチェックしましょう。

レッツ2のクランクケースの外し方手順その2

正真正銘のご対面~。

キックギアは、汚れで真っ黒でした。

潤滑油も切れた上に、細かいゴミ、ベルトカスが詰まってスターターペダルに悪影響を及ぼしてたんです。

レッツ2のキックギア

クリップで留まっているギアの芯を外します。

そしてパーツクリーナーまたはキャブクリーナーで汚れを洗います。

レッツ2のキックギアの分解と洗浄

そして556をまんべんなく振りかけていきます。

556は即効性期待の潤滑油なんで、その上にスプレータイプもしくはペーストタイプのグリスを歯車部分の溝に、直接攻撃かましちゃってください。

レッツ2のキックギアのグリスアップ


ちなみに僕は両方付けときました。

変わったかって?!

もう、激変ですよ!! 効果テキメンですよ!!

仕上げにペダルに黒のリペイントを施し、見た目も上げてました。

【本日の作業】バイク屋での工賃目安:¥5,000~7,000+¥1,000くらい(スプレー諸々)

修理後の動画は次回記事にて公開致します。

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