待望(?)のZ1登場 タコ師匠のバイク史:その21

tosa_r

小2のある日、朝イチに太郎を散歩に誘うと様子がおかしい。

僕が背中に乗っても走らないのですから。

鎖を持ち、引っ張ったら歩きだす。

元々闘犬として戦っていた時代を遡ると14歳ぐらいらしい。犬としたらもう老人、いや、老犬です。

人間換算してみたら80歳超えの爺さんが、自分の体重の半分弱の子供を背負ってそこらへんを全速力で走ればどうなるか?

◼太郎っておじいちゃんやったんや?◼

そんな事まったく知らずに、恐らく70歳ぐらいの時の太郎に乗って10㎞離れた隣街のオカンの実家にまで走らせたり、子供いっぱい乗せたリヤカーを繋いで馬車のように引っ張らせたり、婆さんに縫ってもらったタイガーの覆面を被せて虎みたいにし、鶏の羽根までつけて虎の穴の像みたいにしたり。

◼もう太郎の背中には乗らない‼自分の足で歩こう!◼

kodomo

小2でやっと当たり前すぎる事に気付いたタコ。

友達と遊ぶときに歩いたり走ったり繰り返し繰り返してついにあの禁断の乗り物に手を出すのです。

そう、皆様おなじみの

◼自転車◼

バイク乗りたくて乗らないで眠っていた自転車。いつの間にか3歳下の妹がコマを外して乗り回しています。

友達たちは自転車で移動する横を、下駄の音をカタカタならして走って追いかけるのです。

自転車に乗れない訳ではありません。

何度か友達のを借りて乗った事があります。

右手フロントブレーキ、左手がクラッチ、右足がリアブレーキに慣れてる僕は自転車が苦手でした。

止まろうとすると右足を下に踏みつける。

フットブレーキのようにブレーキかけているつもりが、ペダルを踏み込み、止まるどころか更に加速させるのです。

そしてオカンの乗ってた小さなママチャリを譲り受けて乗ってました。

その歳の冬、夕方に地元の祭に参加するために自転車で国道を横断する際、そんな止まりかたを実行し、軽自動車に跳ねられます。

軽自動車は1度止まりますが、そのまま逃げたらしく、祭会場にいた爺さんや、親父らが駆け寄ってきて来て救急車呼ぶより先にZ2で追いかけ始めたらしいのです。

z2

救急車を呼んでくれたのは近所の土建屋のオッサンでした。

挨拶はするけど、そない仲良くもない酒くさいオッサンと泣き続けてるだけの妹に付き添われ、救急搬送されました。

左の顔面、目の上からアゴにかけて漫画のヤクザのような傷があります。自転車の金属部分で切れたようです。

何も悪い事してないのに、一生ヤクザ、ヤクザと人から後ろ指を刺され暮らしていかなアカンのか?

Z2で追いかけ捕まえた青年をいたぶる二匹の鬼、いや爺さんと親父。

onijiji

ひき逃げは保険きかず示談金の話し合いのみ。

学校の先生をしているこの青年、学校で何を教えているのでしょう?

逃げたもん勝ちは許さん!

軽傷とは言えど事故報告や救助を放棄して逃げたのですからこれは明らかに犯罪者です。

◼死刑なのだ!◼

バカボンのパパが裁判長ならこんな判決が出るはずです。

しかし、家の爺さんも親父も優しい人間。命は取りません。

数日後、親父の車が新しいサバンナに。

sabanna

爺さんのバイクコレクションにZ1が追加されていました。

z1

僕のは?僕には新しい自転車。ブレーキのない、ペダル逆方向に回転させて止まるBMX タイプのです。

2016年12月のブログはタコ師匠祭りとなりました。

バンバン原稿を送ってくれるので、ネタ探しをする手間も省け大助かり! と思いきや、送られてき過ぎてそこから画像を手配したり、なんやかんやで追いつきません。。

そのストックがまだ溜まっていますので、来年2017年も引き続きこのお祭り”タコ師匠フェス”続きますヨ!

それでは今年の更新はこれで最後となります。

お暇な時は、引き続きお立ち寄りください。

それでは良いお年を~