ラスベガス⇔日本 怒涛のバイク遍歴の日々 タコ師匠のバイク史:その37

怪我をしない限り、週末のショーには金、土と出るといったプロレス並みのハードスケジュールを真剣勝負のリングでやってたので、なんぼでも金が入ってくる訳です。

大学の梅雨あたりから夏休み終迄でアメリカで稼いだ金額は約16万ドル。

18歳の少年の約3ヶ月の収入です。

その収入に+谷町からの祝儀があるのですから笑いが止まりません。

バブルの崩壊した日本でそんなに稼げるのは、ボクシングのリングかプロ野球ぐらいでしたからかなりラッキーでした。

年間半年は日本で、半年はラスベガスでの生活が30歳まで続きました。

大学卒業↔衣料品の貿易会社を買収してくれた日本最大級の物販会社に就職しながらプロ活動。

その会社が倒産し、吸収されるまでは部長級の給料貰いながら会長の運転手してプロ活動です。

会社からのお金には手を出さず、あまり派手な生活をせず29才で家を現金一括払いで買います。

それも爺さん86歳、親父53歳、叔父さん52歳、自分達でコツコツ仕上げてたので2年以上かかりました。

そして…30歳。

生活の基盤を日本へと戻し、同級生の時計屋をふらりと尋ねていきました。

そこにはZRX 400とTZR 250後方排気のが…

当時僕は車は谷町より少し前まで乗ってらしたR32GT-R NISMO を頂き、マセラティ、インプレッサSTi、BMW M3、ジムニー幌車、叔父さんから譲り請けたハコスカ等を乗り回す等少し贅沢させて貰っていましたが

バイクの方は、アメリカにいる間に幼なじみの馬場くんがバイク事故で亡くなり恐くなったのと、アメリカの退屈な直線に飽きて乗ってなかったのです。

アメリカにいる間にNSR も叔父さんに返し、Z2も再びじいさんが乗り回していました。

何より自分が自動車免許、原付しか持ってないのが解ってますので無免許運転はいかんと。

脚が地面についたら乗ってもいいと言う田舎のルールは、絶対に通用しません。

250㏄は車検要らずで高速道路にも乗れ、一般道路も大型自動二輪と同じ制限速度で走れるお得なカテゴリーです。

川崎のドラッガー、エリミネーター250SE 。

ZZR 250と同じ水冷4サイクル2気筒エンジンは45馬力を発生します。

飽きたら短足の親父に激安で、払い下げしてやろうと思える購入価格は8万円。

とりあえず原付免許でも乗れるNS 1を購入しました。

すぐに250に乗り換える予定でしたので、見た目ボロボロの水色に自家塗装された、哀愁漂う車体です。

全部バラしてペーパーがけをし、傷にはパテを注入します。

コンプレッサーに塗装用ガンをつなぎ、調合したチタニウムカラー(RX -8に似た色)を吹き付けました。

同時進行にて中型自動二輪の免許を取るために実技試験のコースを覚えます。

衣料品の仕事しながら休みがバラバラで、合宿免許にもタイミング逃し参加できず…

タイに渡る前に四輪取りに行った車教習所では傲慢すぎる態度をとられ、ブチキレた末に自動車学校の代表者の前に傲慢な態度の教官をひきづって行き、返金手続きをさせた記憶がありましたので教習所は絶対に嫌。

どうせ曲乗りまで出来るほど乗り回してたんやから1発試験で通るやろ?と試験場に飛び入りました。

見事に1発合格し、エリミネーターの加速と、NS 1の高回転を交代で使用し、毎日20~30分の楽しい通勤時間をてに入れました。

※色違い失礼

ツーリング。バイク免許を取ると誰もが遠くに行って見ようとする行動。時計屋はすでに大型免許を取得、ZRX 400㏄黒→1100㏄パープルに乗り換えると言った地味な事をやってました。

僕もNS 1を会社の後輩に4万円で売り、16万円追い金をして94年式のZXR250を購入。

ラムエアーで強制的にエンジン冷却と加吸気するターボに似たシステムで45馬力の水冷4発。

何とレッドゾーンは19000回転からって夢のようなショートストロークエンジン。

ツーリングクラブを造りメンバーを募集すると言った活動やりながら、他のチームにも参加。

夜中に高野口の駅にて集合、夜明けから龍神スカイラインを攻めるとか、大台が原を真夏に攻めるとか。

和歌山県マリーナシティで海鮮丼を食べて隣の温泉で汗流すとか、小豆島で泊まって山攻める、でも往復はフェリーやったり。

ゆるすぎるツーリングを繰り返した後、緩いツーリングに参加したい仲間が男女ともに増え続けレーシングチームモンキーアラウンド(タムロするの意味)は

某海水浴場にて

毎回50人以上が参加するバーベキューサークル、リングスネットワーク(輪になって料理をツツク会)

となりました。近畿に6ヵ所支店があり、交代で主催するのです。

5人ぐらいしかバイクで来てなくて、酒好きは電車とかバス。

主催者の私達は最初はエリミネーターの後ろにネットで荷造りしていましたが、メンバー増えすぎて50人分の食材やドリンクが載るわけもなく。

やむなくインプレッサに載せてたのですが、女の子が道わからず載せて欲しい…が繰り返し、10人乗れるハイエースを買いました。

バイクのツーリングチームがハイエースで移動ですよ。

女子もバイクに乗って来た人に興味を見せず、僕達もあえて輸入車を乗って行かず。

でもバイク熱は覚めてません。

女子抜きのツーリングは月に2回以上やってました。

大型にも手を出し、CBR600F4iを購入。

逆輸入車で約120馬力のミドルスポーツ。

爺のZ2も乗って見ると楽しい!でもプレミアのついた高価なバイクを故障や事故で修理となるとめんどくさいからリバイバル版のゼファー750RSも購入!