カブの後輪タイヤ交換を甘く見てハマった DIY修理
いきなりですが前輪と後輪は違います!!
同じ様に考えていたらエライ目みました。
結果、あれほど強く心に誓っていた約束を自ら破ってしまうという悲しい結果となりました。
前置きが長くなったので、早速本題へ・・・。
後輪は前輪と異なり、ブレーキ、チェーンなど様々な機能が組み込まれている為、タイヤ交換の難易度もグンと上がります。
それに関わる部品も多いので、無くさない様に、順番通り、後から元通りに復旧出来るようにと、精神的なプレッシャーと孤独な時間に押しつぶされない様に致しましょう。
まずリアタイヤを外す為に、冒頭画像1のリアブレーキと2のチェーンの張り具合を調整するアジャスターボルトを緩め外していきます。
1のリアブレーキはレンチ10mmで、手で回るようならそのままでも結構です。
2のアジャスターボルトもレンチ10mmで外します。
外した後はフットブレーキを踏んで、ブレーキロッドを引き抜きます。
くれぐれも部品は紛失しない様に。。(これと上の画像のスプリングとガイドピンも忘れず)
デジカメで撮影し、部品の取り付け場所を確認しながら、マッチするパーツをテープでまとめて張り付けていきます(ここまでは順調)。
今度はチェーンカバーを外します。
外すボルトは4点、いずれも10mmレンチで。
これは簡単にポコッと取れます、が、ひとつだけ3番のボルトの長さが違うので、復旧する際にはご注意を。
そしてそしてついに僕の運命を大きく狂わす事になるリアタイヤの取り外しです。
1番を19mmレンチで緩めて先に取りますが、二重構造になっていて、その奥に2番の23mmのボルトがあります。
その反対側のボルトが14mm。
つまりバイクを後ろ(テールランプ側)から見た際、左手に23mmのメガネレンチ、右手に14mmのメガネレンチを持ち、それぞれが緩む方向に回していきます。
かなり固いので頑張りましょう。
車軸にはカラーがついて来ますので、これも失わないようにしてくださいね。
タイヤは取り外す際チェーンを外してから、邪魔になるフェンダー(泥除け)を避けつつ、斜めに傾けながらソロリと抜いていきましょう。
ついにタイヤが外れました。
が、リアのスプロケット(歯車)やらいっぱい付いてて何やらすでにややこしい・・・。
自力で元通りになるのか、ちょっと怖くなってきました。
反対側はリアブレーキシューが内蔵されています。
これがスプリングがたすき掛けになっている物体がブレーキシューです。
しかし今回の記事はリアタイヤ交換なので、後回しにしてスルー。
ようやくリアタイヤ(新品)登場!!
タイヤ・タイヤチューブ・リムバンドの交換作業自体は、フロントタイヤと同じですので、関連記事:前輪タイヤ交換編をご覧ください。
・・・とここまでは順調だったのですが、最後戻すだけの工程になって、イヤな汗がとまらない事に・・・。
入らないっ! 幅にキチンと収まらないっ。
ほんの2cm弱の問題が立ちはだかります。
途中何度もLINEで、仕事中であるタコ師匠に画像を送りつつ、
「おかしい、元に戻らない」
とメッセージを送信。
何度も不毛なラリーに付き合ってくれますが、この場に居る訳ではないので状況は一向に改善する気配はありません。
こんな気持ちは小学生時代、給食時間中に飲み干した牛乳ビンに手を突っ込み、とれなくなってしまった時以来です。
引っ張っても抜けない為、給食後の授業時間に先生が取った最終的な対処法は、洗い場で僕に「あっち向いていなさい」と言い放ちクラスメートが見守る中、返す刀で牛乳ビンを叩きつけ割ってくれました。
抜けない事は怖い事症候群の僕を、今度は入らない事が襲います。
問題は翌日に繰越し、タコ師匠が駆けつけてくれ、あーだこーだと試したものの、元の状態を見ていない彼もお手上げ。
「このカラー、切るか?」の提案も出てきました。
元々収まっていたモノが、こんな状態になる訳がない、100%僕の取り付けミスに原因があるはず。
ここでタコの話に耳を貸しては、僕のカブ復活計画が崩壊します、それだけは避けなければ…。
そして禁断のバイク屋さんへ駆け込む結末となりました。
そしてバイク屋の兄ちゃんは、ものの5分程度で解決に導いてくれました。
トラブルの原因は赤丸印のパーツの取り付け場所のミス。
そうちょうど収まらなかった幅相当分です。
自力で完全復活させる誓いは破られましたが、良い教訓となりました。
途中まで順調であった為、気づかない内に慢心していたのでしょう。
分解作業を行う時は、これまで以上に注意深く画像に残すクセを付けなければ!!
★今日のおさらい
必要なツール:
・レンチ 10mm、19mm
・メガネレンチ 14mm、23mm
■リムバンド X 1本
一見安くても送料がバカ高い設定している商品があるので、騙されないよう要注意!
■タイヤチューブ X 1本
■後輪タイヤ X 1本 リンク
※後輪周辺には、タイヤ、チェーン、ブレーキなど様々な機能が集中している為、解体手順についてはいつもよりも注意深く、記録を取りながら進めましょう。
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