カブのタイヤ交換に最低限必要な工具 DIY修理
オイル交換が完了したら、お次は古くパンクしてしまっているタイヤを交換していきます。
まずは前輪から。
交換に必要な部品や道具を以下にまとめておきました。
お持ちでない方は、まず入手ですね。
タイヤレバーを使用します。
素手でタイヤの取り外しや取り付けを行う事は不可能です。
マイナスドライバーで代用しようものなら、タイヤやチューブを傷付けかねません。
僕は自転車でのタイヤ交換経験があるので、最初自転車用のタイヤレバーを使いましたが、取り外すだけでまんまと全て曲がってしまいました。
強度が全然違うし、レバーの先も丸くそして薄く加工してくれているので、はじめからこちらを使う事をオススメ致します。
続いて薄っぺらいきしめんの様なコレ、リムと言いますがタイヤ交換の前にホイール中央に巻きつけ、内部への水分など異物の侵入を防ぎましょう。
そしてタイヤチューブ。
タイヤの内部に仕込みます。
最後にタイヤです。
やはり新品は気持ちの良いもの。
上記材料が手元に揃ったら、いよいよ作業を始めていきましょう。
今回は赤丸印の順に従って頂かなくて結構です。
これだけ古いカブの場合、見れるところは見とかないと心配なので・・・。
まず1番をプラスドライバーで、2番目の前輪ブレーキは14mmのレンチで外しましょう。
前輪タイヤを取るには3番もしくは4番のいずれかを外します。
ちなみに3番は14mmですが割りピンを先に外さないと取れません。
4番には17mmレンチを使用します。
タイヤを支える支柱的役割を担うボルトは、正面からバイクを見て5番の右側のボルトが17mm、左側のボルトが12mmです。
その両方にメガネレンチをはめて回して行きます。
ブレーキワイヤー等を抜き取ります。
コレッ、この5番が17mmです。
ついにタイヤが取れました。
でも、サッビサビ(悲)。
チューブなんでもう腐って破れてしまっている始末。
これはこれで、ワイヤーブラシやボンスター等で、錆び落としていきます。
完全にキレイにはならないかもしれないですが、完成時にお披露目致しますね。
数日後、錆び落とし作業を終え、帰ってきたホイールのリムを交換します。
正確にはリムバンドといいますが、タイヤの内部に塵や水分が入ってこないようにする為のバンドです。
そしてその上にはタイヤチューブ。
たるみを補正する為に、一度軽く空気を入れると良いですよ。
まずタイヤの中に、チューブを履かせます。
ずっごく雑で、ポイントが若干ズレてしまっていますが、タイヤ上の黄色いマークと空気バルブの位置を合わせるようにして取り付けると良いそうです。
(タイヤ裏面から見た様子)そしてチューブに少し空気が入れます。
たるみがなくなった事がわかるでしょうか?
さぁ、ようやくここからホイールをタイヤに噛ませていきます。
必要となるのがこの画像にもあるタイヤレバーと言われるツール。
中のチューブを傷つけて穴を開けてしまっては元も子のないので、注意しながら一本、また一本とテコの原理で履かせていきます。
3本あると、1、2、3と進めていき、真ん中にあたる2のレバーを外し、そのレバーを新たに活用しながら順に進めていくとスムーズでしょう。
完了するとこんな感じ。
ここだけ見ると、相当キレイに見えたりしませんか?
ド素人にはなかなかの達成感です。
★今回のおさらい
必要なツール:
・レンチ 12mm、14mm、17mm
■タイヤレバー X 3本
長さ、グリップのホールド感、手にしっくりきて非常に扱いやすかったのでおススメです。
■リムバンド X 1本
■タイヤチューブ X 1本
■前輪タイヤ X 1本