ジャングラーも見参?! タコ師匠のバイク史:その11

働く大変さが何となくわかり、社長の息子さんに謝りたいとお願いしました。

車内にいるのは駐車場にレンジローバーが停めてあったのでわかりました。

kodomo

『いつもお世話になっています! こないだはごめんなさい! 近鉄で買うてくれたのにイラン言うてごめんなさい!』

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『いいよ。おっちゃんこそボクシングのグローブが欲しいって聞いてたのに間違えて野球のグローブ買うてごめんな、今度はボクシングのグローブ買うからな。』

kodomo

『ありがとうございます!』

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『晩ごはん食べに行こか?何が食べたい?』

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『牛』

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『うちの息子も来るから車に乗って先に出てて。』

うちの叔父さんがあわただしく出てきて車を2台用意。

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社長の息子さんのレンジローバーと裏の駐車場に停めてた叔父さんの車、ハコスカGT- Rです。社長も行くと言い出して運転手さんも呼び出され、結局3台で山を越えて鉄板焼のステーキを食べる事になりました。

爺さんは社長の車に、僕は叔父さんと先に走り駐車場を3台分抑えます。

松阪牛を前に僕は野菜もスープも全て平らげ、社長の孫のスープも貰い飲み干しました。

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社長息子『おじさん、どないかうちの息子に柔を仕込んでくれませんか?』

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爺さん『遠い所まで殺合の稽古に来るん? あれか? 飯食わんとか外出て遊ばへんとかそんな奴か? 色白いし小さいもんな。』

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社長息子『そうなんです。 負け癖が今から付いたらアカンと思うし、お宅の孫さん見てたら2つ下やのにうちの子よりデカイし力もある。 勉強よりそっちのほうが大事かな?と思いますねんや。』

~勉強はもっと大事です。 大人になってから必ずや後悔します~

onijiji

爺さん『わかった。 夕方からやったら毎日でも稽古つけるわ。 ただし、冬は暗がり危ないから車で送り迎えしたって。 夏は自分の足で歩いて来る事。明日からおいで』

鬼の目が笑ってない笑顔にゾクッと来たのか? 社長の孫は力なく黙ってうなづくのみ。

■この肉や!運動会でもろた肉と同じ味や!

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翌朝マッハはエンジンが小さいので寒いから、Z2で二人乗りして、武道具屋さんに社長の孫の道着を買いに行き、僕が着てちょうど良いサイズのを2着購入。

レンジローバーが到着し、社長の孫が来ると道場でのルール、道着の着方等説明するのは僕の役割。声が小さいこの子は爺さんの元で我慢できるのでしょうか?

そして春になり僕は小学生に進学。

社長の孫は3年生です。

学校が違うので別々ですが、放課後は道場で一緒で太郎の散歩も手伝ってくれるようになりました。

そして夏休み、うちに泊まり込み、毎日道場に通いつめる社長の孫。

やがて白かった彼は真っ黒になり、小さかった声も大きくなり、飯も2杯は食べるようになってきました。

で、学校の運動会より先に会社の運動会です。

僕は勝っても鉛筆しか貰えない学校の運動会はどうでもいいのです

マッハやら貰える運動会に1年の全てを掛けて挑むのです。

今年はポケバイレースで社長の孫も叔父さんの造ったポケバイで出ます。僕のサイクロンに対抗してジャングラー。

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◼こんなん恥ずかしいてよう乗りませんわ

子供のモトクロスベースに自転車についてたジャングラー飾りを、モトクロスに移設。

早く走るための事は何もしていない。

僕はこれは恥ずかしいて外で乗るのは嫌でした。

社長の孫は車の通らない畑の中でバイクの練習してます。

サイクロン対ジャングラー!

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アホな企画ですが社長の孫は体重が僕より軽く有利なんです。